香港出身のアーティスト、スティーブン・チョイ氏による「絵本の世界」展の第2弾が、3月18日から31日まで東京の西武渋谷店で開催する。この展覧会は、２月、台北にて開催されて大好評を博した。この度、その第2弾が東京で実現することとなった。チョイ氏はデザインを独学で学び、2012年にはフランクフルト・ブックフェアで物語『Zu & Pi（ズー・アンド・パイ）』を発表。その北欧風の画風と独自の世界観が高く評価された。彼の作品は、テート・モダン（イギリス）、ルーヴル美術館（フランス）、ポンピドゥー・センター（フランス）などの著名な美術館で展示され、2016年にはイタリアのエーダッシュ・デザインアワードで金賞を受賞。さらに、2017年にはイギリスのワールド・イラストレーション・アワード（WIA）で国際イラストレーション賞を、また日本のJIAイラストレーションアワードで金賞を受賞した。
チョイ氏の作品は、色彩の魔力と繊細な感情に満ちており、彼の筆の下では、登場人物たちがより生き生きと立体的に描かれる。2012年に『Zu and Pi』という絵本ストーリーをデザインした後、海洋堂とともに『Zu and Pi Blind Box Series』を制作するという幸運にも恵まれた。2020年には、サン=テグジュペリの権利承継団体POMASEの公式認定イラストレーターとしても活動を開始し、2021年には中国、香港、台湾で自らのイラストによる『星の王子さま』の書籍を発売。また、POMASEの許諾を受けて彼が創作した『星の王子さま』の続編『小王子2 愛と光』を発売し、ベストセラーとなった。2024年からはディズニーとコラボレーションし、絵本『ピノキオ』が４月に香港と台湾で初めて発売される予定だ。
日刊香港ポストは月曜から金曜まで配信しています。ウェブ版に掲載されないニュースも掲載しています。時差ゼロで香港や中国各地の現地ニュースをくまなくチェックできます。購読は無料です。登録はこちらから。
