日本経済新聞社と金融統計機関IHSマーキットは12月3日、2020年11月の香港の購買担当者指数(PMI)を発表した。4日付香港各紙によると、11月のPMIは50.1で、10月の49.8から0.3ポイントの上昇。3カ月連続で上昇し、2018年3月以降の過去約3年で最高に達したほか、31カ月ぶりに景況の分かれ目である50を上回った。IHSマーキットの首席エコノミストは「香港の新型コロナウイルス肺炎(COVID―19)防疫措置が再び引き締められたため、経済回復の障害となる可能性がある。第4波はすでに企業の経営マインドに打撃を与えている」とコメントした。一方、3日に発表された11月の財新中国サービス業PMIは57.8で、10月に比べ1ポイント上昇。2010年5月以降で最高となった。先に発表された財新中国製造業PMIは前月比1.3ポイント上昇の54.9で、過去10年で最高。中国本土の経済回復が加速していることが示された。
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