特区政府医務衛生局の盧寵茂・局長は7月13日、11月までに入境時の検疫が免除される可能性を示唆した。同日の香港メディアによると、盧局長は政府内部の推計では香港の新型コロナウイルス感染症(COVID―19)流行は9月にピークを迎え、その際には1万人の感染者が入院すると指摘。ただし新型コロナ流行がコントロールできなくなることはないと強調した。盧局長は11月までに香港入境時の検疫を条件付きで免除する可能性があることを初めて明らかにした。香港金融管理局(HKMA)は11月初めに「国際投資サミット」を開催するが、その際に来港者の隔離形式が変更され、在宅の医学観察となる可能性もあるという。その間はバーに赴くなどの高リスク活動は禁止される。また盧局長は、1国2制度の下で中央が香港に対してやみくもに中国本土に追従した防疫政策を要求することはないと説明。感染例をより良く封じ込めれば香港は防疫措置をさらに引き締める必要はないと述べた。

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