特区政府統計処が３月２０日に発表した２０２５年２月の消費者物価指数（ＣＰＩ）は前年同月比１・４％上昇した。１月の伸び率２・０％よりも低かった。また、政府の一過性の措置による影響を除いたＣＰＩ伸び率（基本物価上昇率）は１・１％で、１月の伸び率１・６％よりも低かった。ＣＰＩの伸び幅が狭くなったのは主に、昨年の旧正月が２月だったことで比較する基数が高く、中でも食品価格と旅行費用が上がったことによる。
２月のＣＰＩ伸び率は項目別では、酒とたばこが前年同期比２０・９％、水道・電気・ガスなど光熱費が同１３・３％、交通費が同２・６％、住宅が同１・６％、その他商品が同１・４％、外食とテークアウトが同１・２％、その他サービスが同１・２％、それぞれ上昇した。一方、食品（外食含まず）が同１・９％、衣類・履物が同１・９％、耐久消費財が同１・１％、それぞれ下落した。しかし昨年と今年は旧正月の時期が異なることから今年１月と２月の統計は合わせて分析する必要がある。１～２月を合計した消費者物価指数（ＣＰＩ）は前年同月比１・７％上昇、政府の一過性の措置による影響を除いたＣＰＩ伸び率（基本物価上昇率）は１・３％だった。
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