９月１日、ＭＴＲ将軍澳駅構内のＡＴＭコーナーで男性が殺害されるという凄惨な事件が発生した。香港メディアによると、同日１６時ごろ、作業員２人がＡＴＭ機器のメンテナンスを行っていたところ、突然１人の男が歩み寄り、作業員の１人に刃物で切りかかったという。作業員は首をはじめ体中を滅多刺しにされて昏迷し、場内は血塗れになった。容疑者の男は犯行後に駅を出て逃走したが、駆け付けた警官が街頭で身柄を確保した。被害者の男性は病院に運ばれたものの、死亡が確認された。その後の捜査で、容疑者は被害者の元同僚であることが判明。犯行の動機として個人的な恨みがあったものとみられる。恒生銀行の話では、同日のメンテナンスで現金を取り扱う作業はなかったため、金銭的な損失は出ていないという。
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