香港と中国本土の政治・経済・社会ニュースを日本語で速報します
香港―政治

『立場新聞』が運営停止を発表

『立場新聞』は12月29日午後、即時運営停止とすべての職員の即時解雇を発表した。30日付香港各紙によると、29日朝に『立場新聞』の取締役と元取締役6人、『立場新聞』のネット媒体に寄稿した『りんご日報』前副社長の陳沛敏氏が逮捕された。29日午後11時に『立場新聞』のウェブサイトは閉鎖され、すべてのコンテンツは削除されて『立場新聞』運営停止の公告だけが掲載されている。フェースブックのページとユーチューブのチャンネルも削除された。『立場新聞』の前身は2012年に設立された『主場新聞』で、創設者は「セントラル占拠行動10死士」の1人である蔡東豪氏。同年7月に国民教育反対デモへの支持を表明し、14年のセントラル占拠行動ではデモ隊に声援を送った。同年に諸事情により運営を停止したが、15年に陳沛敏氏の夫である陳沛権氏、余家輝氏とともに『立場新聞』を設立。16年には呉靄儀氏、方敏生氏、何韻詩氏、練乙▲氏、周逹智氏を取締役に迎えた。19年の逃亡犯条例の改正反対デモの期間にデモ生中継と同運動の支援で知名度を上げ、その後、報道内容が多くの批判を招いた。特区政府保安局の●柄強・局長がその報道を「スマート監獄を誇張」「デモの暴力行為を美化」「香港中文大学での衝突の報道は事実と異なる」と批判していた。【▲=金へんに争、●=登におおざと】

今なら無料 日刊香港ポストの購読はこちらから
香港メールニュースのご登録

日刊香港ポストは月曜から金曜まで配信しています。ウェブ版に掲載されないニュースも掲載しています。時差ゼロで香港や中国各地の現地ニュースをくまなくチェックできます。購読は無料です。登録はこちらから