香港証券取引所は5月29日、「香港・サウジアラビア資本市場フォーラム」を開催し、同日、初のイスラム国債ETFが正式に上場した。30日付香港各紙によると、陳茂波・財政長官は「イスラム金融市場は巨大な潜在力を秘めており、今後、それぞれの信念と規制要件を満たす一連の商品を提供したい」と述べた。また、サウジアラビアと湾岸諸国は金融投資にとどまらず、経済の多様化を推進しており、香港は相互接続メカニズムの成熟した経験を中国本土と共有することで、双方の資本市場の連携を加速できると指摘。香港証券取引所の陳●庭CEOは「香港と中東市場の相互接続が大きく進展した。世界最大のサウジアラビアETFが18カ月前に香港に上場して以来、その資産運用規模は現在約100億香港ドルに達している」と述べた。
香港と中東市場の連携強化に伴い、SFCの梁鳳儀CEOは、香港株に連動する2つのETFが現在、サウジ証券取引所で好調なパフォーマンスを示しており、資産規模も着実に拡大していると述べた。梁CEOは、香港を通じて中東と中国本土の間で双方向の資本移動が効率的に行われていると確信しており、サウジアラビア・香港・中国本土の「金融回廊」モデルが他の湾岸諸国にも広がることを期待している。
世界経済の大再編が進む中、陳長官は現在の地政学的状況下において香港は国際資本の安全な避難場所であり、企業が海外に進出するための足掛かりとなっていると指摘。中国本土企業は香港の資金調達プラットフォームと専門サービスを活用して海外展開を進めることができ、これは中国本土企業のグローバル展開を促進するという中国の戦略にも合致していると述べた。【●=立へんに羽】
 
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