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香港―社会

上海ガニ密輸、過去最大規模の摘発

香港税関は10月22日、過去最大規模となる上海ガニの密輸を摘発した。10月23日付政府公報によると10月22日、税関はリスクアセスメントに基づき落馬洲出入境事務所で中国本土から香港へ入境するトラックの荷台を調査。荷物の申告書には370カートンの電子製品と記載されていたものの、中から未申告の上海ガニ約4万8000匹が見つかった。カニの重さは約1・8トン、市価は720万ドルに相当する。数量と重量から計算すると、同様のケースとしては税関史上過去最大規模の摘発だという。今回押収されたカニはいずれも輸出地当局の衛生証明書はなく、魚介海産物販売許可規定に符合しないものだった。この摘発で、トラックを運転していた57歳の男が密輸容疑で逮捕された。当局は上海ガニ違法輸入の一斉摘発のため9月1日から3カ月にわたり陸海空のボーダーで香港へ輸入される貨物の監視を強化しており、10月22日までに税関を介して政府食物安全中心が調査を進めたケースは41件で、うち18件は衛生証明書がなく、カニ約5万5000匹、重量は約12・2万トンに上るという。(写真・政府新聞処)

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