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香港―社会

公立病院では遺体と患者が同室

新型コロナウイルス感染症(COVID―19)流行第5波によって香港の公共医療システムは崩壊に瀕している。3月11日の香港メディアによると、同日ネット上でクイーン・エリザベス病院内とみられる病室に大量の遺体が患者と一緒の部屋に置かれている写真が掲載された。写真では少なくとも6人の遺体が袋に入れられて病室に置かれ、同時に病室内には少なくとも3人の高齢者がベッドに横たわっている。一部の遺体はベッドの間の通路の床に置かれている。ネット上ではまるで野戦病院のようだと話題になり、病院は死者と患者を尊重していないとの批判が上がった。医院管理局の何婉霞・総行政経理は記者会見で、一部の遺体が病室に置かれたままのため患者に不安をもたらしていることに理解を示し、この件について謝罪。写真は比較的前のもので、現在すでに状況は改善されたと説明した。ただし写真がどこの病院であるかは明らかにしなかった。

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