2020年初めに発生した出入境管理所と病院の爆破事件で、関与した男女8人のうち3人に有罪判決が下された。9月4日の香港メディアによると、8人の被告人は、明愛医院(カリタス病院)爆破事件、羅湖駅爆破事件、将軍澳尚徳駐車場爆破事件への「指定目標に対する爆破共謀罪」で起訴された。さらにこのうち李嘉濱は逮捕後に警察に虚偽の住所を報告したとして「司法妨害罪」、周皓文氏は「爆発物製造未遂罪」でも起訴された。
160日間の審理の後、陪審員は1日午前11時に退廷し、約28時間の評決を経て4日午後、評決を下した。陪審員は全員一致で、指定目標に対する爆破共謀罪で起訴された最初の7人の被告人を無罪とした。首謀者とされる何卓為氏、李嘉濱氏、張家俊氏は「爆発を引き起こす共謀罪」という別の容疑に替えて起訴され、圧倒的多数で有罪判決を受けた。ただし李嘉濱氏は「司法を歪める傾向と意図を持って行動した」容疑、周皓文氏は「爆発物製造未遂」容疑で無罪となった。裁判官は、情状酌量のための証人尋問と量刑判決を10月10日に延期。この間、判事は有罪判決を受けた3人の被告の精神鑑定と張家俊氏の精神科医による報告書の提出を求める予定である。弁護側は量刑軽減申立書を3日前までに裁判所に提出しなければならない。何培欣氏と周皓文氏は、それぞれの弁護士を通じて訴訟費用請求を申し立て、裁判官は審理を10月10日に延期した。
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