英国最高裁判所の長官と副長官が香港の終審法院(最高裁)の非常任判事を辞任した。3月31日の香港メディアによると、国務院外交部の汪文斌・報道官は「英国が香港特区終審法院の英国籍非常任判事に辞任圧力をかけるとともに、香港版国家安全法をおとしめ、中国の内政に干渉したことに対し、中国側は強い不満と断固たる反対を表明する」と言及した。汪報道官は、香港版国家安全法が国家の安全を脅かす犯罪分子に打撃を与えたことや、香港の法治指数は引き続き世界でも上位にあることを挙げ、英国の攻撃は本末転倒と指摘。「英国は香港の法治を守ることを掲げながらも政治手法で香港の司法に干渉して破壊している。この行為は法治精神に背き、法律制度に対する冒とくであり、英国の偽善とダブルスタンダードを露呈している」と述べ、英国に稚拙な政治パフォーマンスを即刻やめるよういさめた。
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