11月26日に新界地区大埔の高層集合住宅で発生した大規模火災で、消防士が殉職した。香港メディアによると、亡くなったのは沙田消防局所属の何偉豪さん(37歳)。11月26日15時1分ごろに現場に到着し、15時30分まで地上1階で消火活動にあたっていたが、一時連絡が取れなくなったという。消防当局が捜索したところ、同日16時1分ごろにエレベーターの向かいのスペースで何隊員を発見した。見つかった時、彼は顔にヤケドを負っており、救護員が心肺蘇生法を試みるなど救助にあたり、プリンス・オブ・ウェールズ病院に搬送されたものの、同日16時45分に死亡が確認された。消防士になって9年の何隊員は、6人乗りの前線救援支援車両(LRU=ライト・レスキュー・ユニット=救助活動と初期消火に対応できる多目的車両)に乗務する隊員だったという。
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