静岡県浜松聖星高校の吹奏楽団が昨年12月27日から28日にかけて香港を訪問した。76名のメンバーが現地で演奏会を開催し、地元の学校との交流も行われた。浜松はヤマハ、カワイ、ローランドなどの大手楽器メーカーが集積する「楽器のまち」として知られる。浜松聖星高校の吹奏楽団は全日本吹奏楽コンクールで金賞を受賞するなど、その演奏技術は高く評価されている。
今回、澳門管楽協会から「第三回澳日吹奏楽祭」への招待を受けていたが、日中関係の緊張が続く中、急遽中止となった。しかし、香港管楽協会のDanilo Delfin氏の協力により、St. Paul’s Collegeとの交流が実現。
吹奏楽団は法被姿で「愛と真理でやら舞歌!」などを演奏し、会場は大いに盛り上がり、生徒同士の交流を通じて音楽がもたらす理解とコミュニケーションが深まった。
吹奏楽団はさらに香港ディズニーランド・リゾートにて「ユース・プログラム」の一環である「ディズニー・パフォーマンス・アーツ」にも参加した。シンフォニックスタイルでの座奏公演は、日本のバンドとして初の試みとなった。
香港ディズニーランドが提供するこのプログラムは、18歳までの学生を対象に学校単位での申し込みが可能であり、参加者はダンス、マーチング・バンド、合唱、オーケストラをパーク内で披露する機会を得る。23年11月には、日本から八王子高校がマーチング・バンドとして参加。香港ディズニーランドは、学生たちに舞台での表現を通じて貴重な体験を提供し、音楽やアートの素晴らしさを共有する場として、多くの学校や教育機関の参加を支援している。
吹奏楽部の音楽監督・土屋史人氏は「政治的懸念はあったものの、現地の人々からの友好的な歓迎は学生たちにとって貴重な経験となった」と述べ、直接の交流の重要性を強調。楽団代表を務める3年生の森田蕗乃さんは「緊張していたが、現地の人々との交流で心が和らぎ、想像以上の温かさに感動した。香港ディズニーランドでは、体を揺らしながら楽しむお客さんもいて演奏がとても楽しかった。忘れられない思い出になった」と喜びを語った。
若者たちの国際理解が深まり、音楽を通じた交流がビジネスや文化の架け橋として機能することが期待されている。
香港ディズニーランドは05年9月に開園し、昨年20周年を迎えた。23年11月には、世界初・最大規模の「アナと雪の女王」をテーマにしたエリア「ワールド・オブ・フローズン」がオープンした。まもなく始まる春節シーズン(1月30日~3月1日)には、トイ・ストーリーのブルズ・アイが登場し、「紅心馬年反斗派對(Year of the Horse Party)」が開催されるなど、干支にちなんだ特別演出を予定している。
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