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香港―芸能

金像奨、物議の映画もノミネート

2月9日、香港のアカデミー賞といわれる香港電影金像奨(Hong Kong Film Award)のノミネート作品が発表された。第41回を迎える今年も主要タイトルである作品賞や監督賞をはじめ、計19部門から最優秀賞が選ばれることになっている。今年最も多くの部門でノミネートされたのは、何爵天監督が手掛け、ある殺人事件にかかわる弁護士や陪審員を描いたサスペンス『正義廻廊』。作品賞、主演男優賞、主演女優賞など16部門でノミネートされた。また、劉青雲(ラウ・チンワン)主演の『神探大戦』、三兄弟の恋路にまつわるコメディー『飯戯攻心』、古天楽(ルイス・クー)主演のサイエンスアクション『明日戦記』はそれぞれ16部門でノミネートされている。一方、今回大きな注目を集めているのが最優秀作品賞など3部門にノミネートされた『給十九歳的我』だ。英華女学校の学生6人の10年間を追ったドキュメンタリーフィルムなのだが、プライベートに踏み込んだ内容で、盗撮や誤解を生むような不道徳な手段で撮影された部分が含まれているとの指摘もあり、取材対象となった学生が上映を望まないと表明し、上映が中止になるなど物議を醸している。

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