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香港―経済

金融管理局、市場介入148億ドル

香港ドル相場が再び対米ドル・ペッグ制の許容変動幅の下限である1米ドル=7.85ドルに触れたため、香港金融管理局(HKMA)は6月21日に2回にわたり香港ドル買いの市場介入を行った。22日付香港各紙によると、HKMAは21日未明に約52億2000万ドル、午後に約95億7700万ドルの香港ドル買いを実施。累計介入額は147億9700万ドルに上った。これにより銀行間市場の資金流動性を表すアグリゲートバランス(MKMA決済性預金残高)は23日に約2531億3700万ドルにまで減少する。HKMAは今年に入ってから計12回の香港ドル買い介入を実施しており、アグリゲートバランスは計約844億5000万ドル減少した。アグリゲートバランス収縮により香港ドル金利は上昇し、香港銀行間金利(HIBOR)は21日に全面的に上昇。住宅ローンに関連する1カ月物HIBORは11日連続で上昇し、0.64816%にまで上昇。2020年6月10日以降で最高となった。

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