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中国―社会

防疫措置の改善で集中隔離は5日に

国家衛生健康委員会は11月11日、新型コロナウイルス感染症(COVID―19)対策を改善する20項目の措置を発表した。12日付香港各紙によると、中国共産党の二十大が閉幕して2週間余りが過ぎ、中央政治局常務委員会は10日、20項目の防疫改善措置を承認した。最も注目された措置は入境者に対する「集中隔離7日+在宅健康観察3日」を「集中隔離5日+在宅隔離3日」に変更し、入境隔離は10日から8日に短縮された。入境者は最初に入境した地点で隔離を完了した後は目的地で再度隔離をする必要はない。新措置では航空会社に対する入境フライトのサーキットブレーカーシステムも撤廃され、搭乗前48時間以内に2回のPCR検査の要求を1回に減らされた。入境者のPCR検査での陽性判定の基準は核酸増幅サイクルを35以下とし、これまでの40以下から緩和された。国家衛生健康委員会は「防疫措置の改善は緩和ではなく、ましてや開放や何ら対策を取らないことではない」と強調。ウイルスの変異などに対応し、防疫措置の科学性と正確性を引き上げると説明した。

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