陳茂波・財政長官は10月21日、韓国・仁川で開催されたAPEC財務大臣会議に出席した。同日の香港メディアによると、陳長官は「一国主義と関税の課題により、世界経済の成長は減速の兆しを見せている。世界経済は現在、大きな不確実性に直面している。香港は自由で開かれた貿易・投資環境をしっかりと維持し、世界の企業と資本にとって安定的で一貫性があり、予測可能なビジネス環境を提供している」と述べ、すべての加盟国に対しルールに基づく多国間貿易体制を堅持し、団結して協力し、持続可能な地域経済成長を促進するよう呼びかけた。
陳長官は、ブロックチェーン技術と人工知能(AI)がデジタル金融サービスの急速な発展を牽引し、効率性の向上とコスト削減を実現するとともに、金融包摂を促進していると指摘。香港金融管理局(HKMA)はデータ共有を通じて中小企業の資金調達を促進する「ビジネスデータコネクト」プラットフォームを立ち上げた。これまでに6万件以上の融資申請を支援し、65億米ドルを超える融資を承認。金融規制当局による「規制サンドボックス」は、革新的なフィンテックソリューションの実現可能性を検証し、規制当局からのフィードバックを取り入れることで、最終提案をさらに洗練させることができるとアピールした。
陳長官はデジタル資産とAIが金融サービスでますます利用されるようになるにつれ、各国経済は投資家の利益と金融の安定性を考慮しつつ、イノベーションが責任ある持続可能なものであるかどうかに留意すべきだと指摘。香港はデジタル金融に関する越境協力と政策対話に積極的に参加しており、関連分野において地域のパートナーとの協力を深めていく意向を示した。
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