LONGi(ロンジ/LONGi Green Energy Technology Co., Ltd. 本部:中国・西安市)の会長である鐘宝申氏と副社長のエリック・ルオ氏は1月21日、スイス・ダボスで開催された2025年の世界経済フォーラム年次総会(通称:ダボス会議)のセッションに登壇し、太陽光発電(PV)産業の最新動向と将来展望について各界のリーダーや一流専門家である参加者と意見交換を行った。基調講演で、鐘会長はPV産業の「驚異的な」発展について焦点を当てた。「1954年から2022年まで、最初の1テラワットに達するのに68年かかりましたが、次の1テラワットはわずか2年で達成されました。国際エネルギー機関(IEA)は、2030年までに世界の太陽光発電の設置容量が4テラワットを超えると予測していますが、私は5テラワットを超えると個人的に考えています」と述べた。
またルオ副社長は、1975年と比較して現在の太陽光発電システムのコストが約1/820にまで低下したことを挙げ、LONGiが2024年に達成した単結晶シリコン太陽電池セルでの27.30%の変換効率や、ペロブスカイト/結晶シリコン・タンデムセルでの34.6%の変換効率などの世界記録にも焦点を当てた。これらの技術革新により、均等化発電原価(LCOE)の削減が実現し、温室効果ガスの排出量のネットゼロ達成に向けた世界的な取り組みを大きく後押しした。さらに、LONGiは「ライトハウス工場」において、産業用IoT、ビッグデータ、人工知能、デジタルツインなどの新技術を採用し、インテリジェント製造の革新を積極的に推進している。

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