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香港―社会

キャンディーにED治療薬、注意喚起

政府衛生署は12月12日、市販のミントキャンディーに薬物成分が見つかったとして、食用を控えるよう呼び掛けた。同日付政府公報によると、当該製品の名前は「MINTS Plus+」で、1・2グラムの個別包装のキャンディーが12個入った箱入りの商品だ。市民からSNS(ソーシャルメディアネットワーク)のプラットフォーム経由で販売しているとの情報が寄せられたため、当局が購入して成分検査を行ったところ、第1部毒薬として登録されている成分「タダラフィル」が含まれていることが分かった。しかも1日の薬剤服用水準を超える分量が含まれていたという。しかし、パッケージには成分表示がされていない上、当該キャンディーは香港の登録薬剤製品ではないため販売してはいけないものだという。タダラフィルは勃起障害(ED)治療薬で、医師の指示の下での使用が必須であり、登録薬剤師の監督下で購入には処方箋が必要だ。服用者に低血圧や頭痛、嘔吐、めまい、目のかすみなどの副作用が現れる恐れがあることから、不適切な使用は健康被害を招く可能性があるという。当局では当該キャンディーを購入および食用しないよう呼び掛けるとともに、成分が不明の製品には手を出さないよう注意を促している。(写真・政府新聞処)

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