バンコクからビエンチャンへの直通線路で運行される初回列車は7月19日の夜9時25分にバンコク中央駅を出発し、翌日の朝9時5分にビエンチャンのカムサヴァト駅に到着する予定であって、7月20日にカムサヴァト駅を出発する復路列車のチケットは当日購入可能となる。復路列車の予定は夜6時25分にビエンチャンを出発し、翌日の朝7時30分にバンコクに到着するであるという。扇風機付き車両の3等席チケットは281タイバーツ(約60香港ドル)。エアコン付き列車の2等席チケットは574タイバーツ(約123香港ドル)、二段ベッドの料金は上段784タイバーツ(約168香港ドル)で下段874タイバーツ(約188香港ドル)。
バンコクからカムサヴァト駅までの所要時間は11時間40分。越境列車サービスはラオスとタイの当局が新路線試運行の成功の後から正式に開始されるという。辺境に位置しているタナラーン駅からビエンチャンまでの鉄道延長工事は2013年に始まり、2021年年末に完成する予定であったが、遅延により2023年に竣工となった。両国の首都を繋ぐ直通列車サービスは、両国の観光を促進し、また、物流の能力を向上させるのが目的である。サイセッタ県カムサワット村にあるカムサワット駅は、ラオス・タイ鉄道建設プロジェクトのフェーズⅡで建設された。フェーズⅡに含まれているタナラーン駅からカムサワットはまでの 7.5 km の延長鉄道は9 億 9470 万タイバーツ(約2億1380万香港ドル)の建設金で建てられた。そのうち30%は補助金で、70%はタイの近隣諸国経済開発協力機構(NEDA)からの低金利ローンであった。

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