特区政府食物安全中心(センター・オブ・フード・セーフティー=CFS)は8月4日、フランスから輸入されたアイスクリームについて、欧州連合(EU)が食品への使用を禁止している「エチレンオキシド」が検出されたとして、市民に食べないよう呼び掛けている。同日付政府公報によると、当該製品は「General Mills Hong Kong Limited」が輸入し販売していた「ハーゲンダッツ」ブランドのベルギーチョコレート味とクッキー&クリーム味のアイスの一部製品だ。問題の製品は、内容量と消費期限が多岐にわたっているので、詳細はCFSのホームページか特区政府新聞公報を参照するとよい。CFSではすでに当該製品の販売中止と回収を指示。輸入業者は当該製品の販売を中止し、回収を行っているという。同社では使用および食用しないよう呼び掛けるとともにホットライン(2280ー4996)を設置し問い合わせに対応している。 一方、CFSは8月7日にハーゲンダッツのアイスクリーム7種(バニラキャラメルブラウニー、ベルギーチョコレート&ストロベリー、ミルクティーブラウンシュガー&バニラ、バニラ&ラズベリー、バニラ&マンゴーパッションフルーツ、バニラキャラメルアーモンドアイスクリームバー、ミルクティー・ウィズ・ブラウンシュガー&バニラアイスクリームバー)についてもエチレンオキシド汚染の可能性があると発表したが、これら問題製品は香港に輸入されたものの、販売はされないまま倉庫に保管されているため、市場への流出はないとしている。

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