特区政府は7月7日、即日から香港へのフライト乗り入れ規制を取りやめると発表した。同日の香港メディアによると、政府は初歩的なデータ精査と科学分析を経て、香港到着の旅行者に対するPCR検査をさらに強化することで新型コロナウイルス感染症(COVID―19)感染者の流入を有効に遮断することができるとみなした。政府は公告で、現在の入境時のPCR検査措置ですでに大部分の感染者を発見できており、感染者の流入が香港の新型コロナ流行にもたらすリスクは相当低いことから、現段階でフライト乗り入れ禁止の実施を続けて流入ケースを阻止する効果は大きくないと指摘。さらに香港に戻る留学生のピークであることを考慮したという。ただし入境者が空港、検疫期間、検疫後に行うPCR検査を強化。政府は8日から入境者に対して指定検疫ホテルで検疫中の3日目にPCR検査を行うことを要求する。
日刊香港ポストは月曜から金曜まで配信しています。ウェブ版に掲載されないニュースも掲載しています。時差ゼロで香港や中国各地の現地ニュースをくまなくチェックできます。購読は無料です。登録はこちらから。