香港貿易発展局(HKTDC)が主催した第34回「美食博覧(フードエキスポ)」は8月19日に閉幕し、多くの市民や観光客が訪れた。20日付香港各紙によると、出展者の販売状況はさまざまで、売り上げが昨年よりも良かったと言う人もいれば、市場が不況で売り上げが減少したと言う人もいた。HKTDCはフードエキスポと他の4つの展示会には50万人以上の一般来場者が訪れ、昨年の48万人を上回ったと発表。来場者1人当たりの平均消費額は1615ドルとなり、昨年の1500ドルから増加した。主に乾物や海産物を販売する出展者の陳氏は、消費目的で香港に滞在する人の減少と経済環境の悪化により「多くの産業が労働力と人員を削減している」と述べた。売上高は昨年の 3 ~ 4 分の 1 に減少したという。またある出展者は、中国本土へ向かう消費ブームを利用して、本土で人気の食べ物を紹介し、「人々は2時間かけてそれらを買うために深センに行く必要はない。香港で買うことができる」と語った。
日刊香港ポストは月曜から金曜まで配信しています。ウェブ版に掲載されないニュースも掲載しています。時差ゼロで香港や中国各地の現地ニュースをくまなくチェックできます。購読は無料です。登録はこちらから。