中央人民政府駐香港特区連絡弁公室(中連弁)の駱惠寧・主任は1月26日、ネット上で新春スピーチを発表した。同日の香港メディアによると、駱主任は過去1年を振り返り「世界の100年ぶりの変化と新型コロナウイルス感染症(COVID―19)流行が織り混ざった影響で中国の安定と西側の混乱が鮮明な対比を見せた」と形容。香港については「1国2制度の新しい局面が始まった1年」と指摘。香港版国家安全法が施行され、選挙制度が改善され、2回の重要な選挙が成功裏に実施されて「愛国者治港」の原則が実現し香港の風向きは一新されたと強調した。過去25年近くにわたり常に民主化を利用して社会の分裂を図る者や、香港を混乱させることをいつまでも諦めない者がいるが、1国2制度の破壊は人心を得られないと指摘。また香港の発展について重要なこととして「世界のチャンスは中国にあり、香港のチャンスは中国本土にある」として、香港が国家の発展に融合するインターフェースは絶えず増えていくと予告した。

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