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華南―経済

健康コード待てず続々と中国本土へ

新型コロナウイルス感染症(COVID―19)第4波の流行が続く中、長らく準備が進められている「香港版健康コード」がいまだに実施されていない。1月4日付香港各紙によると、中国本土の経済活動が徐々に回復する中、一部の経済団体は香港のビジネスマン100人余りが本土に到着してから14日間の強制検疫を受けなければならないにもかかわらず本土に赴いていることを明らかにした。工場の検査やパートナーとの賃貸契約など、様々なビジネス上の問題に対処するため本土に赴かないわけにはいかない。香港のビジネスマンの中には本土でのビジネスを管理するため、数百万ドルを投資して本土の工場の生産工程全体を遠隔技術で監視しリアルタイムの表示画面で人手を減らして在庫を管理している者もいる。またシステム開発を支援している企業によると、システム導入の問い合わせ件数は前年比3割増になっているという。「香港版健康コード」導入は昨年4月から実現間近として期待されていたものの、7月にウイルス流行第3波が発生して以来、延び延びとなった。「香港のビジネスマンは健康法が絶望的であることを知っている」ため、最近は本土への帰省が殺到しており、1000人以上の出張があった日もあったという。

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