香港警察は8月26日、昨年7月に元朗と屯門で発生した事件をめぐり民主派議員を含む16人を逮捕した。27日付香港各紙によると、昨年7月21日に元朗で発生した721事件で13人(26~40歳)を逮捕。列車の車内で白服集団に襲われて負傷したという民主党の林卓廷・議員が衝突を引き起こすために挑発的な言動を行い、指揮的役割を担っていた疑いがあり、暴動参加の容疑で逮捕された。警察は721事件について「白服隊が無差別に市民を襲撃した」との言い方は大衆に誤解を招く特定メディアの報道であると指摘。警察は詳細な捜査を経て、当日夜は2派の者が相互に攻撃し勢力は均衡していたことが分かったと説明した。逮捕者には林議員のほかに銀行の副総裁、ホール係、ソーシャルワーカー、料理人、技術作業員、運転手、無職などが含まれ、一部は暴力団の背景を持つ。また昨年7月6日に光復屯門公園の事件では林議員、民主党の許智峯・議員、そのほか2人の男女が逮捕された。林議員はメディアに逮捕時のビデオを提供し、自身は721事件の被害者であると述べた。許議員も逮捕時に手錠をかけて連行されるビデオをメディアに提供した。

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