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香港―政治

副首相、全人代香港代表会議に出席

香港マカオ政策を担当する丁薛祥・副首相は3月7日、香港とマカオの全国人民代表大会(全人代)代表団の会議に出席した。8日付香港各紙によると、丁副首相は代表らに対して「国家の安全をしっかりと守り、経済発展に努め、香港の国際金融、海運、貿易センターとしての地位を強化すべき」と述べた。香港の全人代代表の一部は、香港の独自の地位と利点をより強固で力強い方法で強化し強化するという丁副首相の言葉を引用した。

中国中央電視台(CCTV)は丁副首相が会議で「習近平・国家主席がマカオ祖国復帰25周年を祝う一連の行事に出席し特別行政区を視察したことは、香港とマカオの今後の発展に指針を与え、重要かつ広範囲にわたる影響を及ぼすだろう」と述べたと報じた。丁副首相は「全員が習主席の重要演説の精神を徹底的に研究・実行し、新時代の一国二制度実践の重要任務を担い、国家の安全を守り、経済、開発、建設に集中し、香港の国際金融、海運、貿易センターとしての地位を強化し、マカオ経済の適度な多様化を推進すべき」と言及。また、すべての代表が行政長官と特別行政区政府の法に則った統治を全面的に支持し、香港とマカオの繁栄と発展の新たな状況を共同で作り出すことを呼び掛けた。

会議は香港全国人民代表大会代表団長の馬逢国氏が議長を務め、6人ほどの代表が発言し、丁副首相が報告を聞いた。中央香港マカオ事務弁公室主任、国務院香港マカオ事務弁公室主任の夏宝龍氏、中央人民政府駐香港特区連絡弁公室(中連弁)の鄭雁雄・主任も出席し、会議は1時間以上続いた。馬氏は全人代終了後、丁副首相の言葉を引用し、香港は過去1年間に新たな進歩と突破を遂げたと述べた。特に香港基本法第23条に基づく立法が順調に完了したことを強調。また過去1年間、香港の経済と金融は回復と改善を続け、国際的な影響力が大幅に高まり、金融センターとしての世界ランキングは再び第3位に返り咲いた。さらに人々の生活と福祉が向上し、国家の発展への融合が加速した。馬氏は、香港は「安定から繁栄への道をますます着実に歩んでいる」と述べた。

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