特区政府香港警務処国家安全処は7月20日、香港各地で男性2人、女性2人を連行して調査を行った。同日の香港メディアによると、4人は指名手配犯で元公民党所属立法会議員の郭栄●氏の両親と兄夫妻。国家安全処の今回の行動は18日に沙田で香港職工会連盟(職工盟)の蒙兆逹・元総幹事の兄夫妻と姪の3人を連行したのに続くもので、3日以内に2度にわたり海外逃亡した指名手配犯の案件に関する行動が取られた。西区警察署では20日午後2時ごろ、多くのメディアが外で待つ中で郭氏の兄が出て来たが、メディアの質問には一切答えず警察署前で待っていたタクシーに乗り込んで署を離れた。消息筋によると、警察は郭氏の家族らを署に連行して郭氏の動向に関する情報提供を要求し、彼らが郭氏と何らかの形で連絡を取っているか、財政支援を提供しているかどうかを尋ねた。国家安全処はすべての指名手配犯の香港での連絡者または代理人を摘発し、その資金ルートを断ち切って反中違法行動を動員・組織する力や反中感情を香港に注ぐ能力を削ぐ狙いだ。【●=金へんに堅】
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