オミクロンが世界的に流行していることから医薬品メーカーは新型コロナウイルス感染症(COVID―19)の第2世代ワクチンの研究開発を急いでいる。7月3日付香港各紙によると、mRNAワクチンを製造しているモデルナの第2世代ワクチンが早ければ第3四半期に香港に到着する見込みだが、不活化ワクチンを製造している国薬の第2世代ワクチンの臨床試験が香港で行われている。香港大学医学院の孔繁毅・教授は、ワクチン臨床試験の成人志願者500人余りには接種後の深刻な副作用は発生していないため、同ワクチンは冬に市場投入が可能になるとの見通しを示した。孔教授は他のワクチンからの切り替え接種を行っても安全性と有効性に問題は発生しないとみている。

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