特区政府統計処は4月22日、2021年1~3月の失業率(速報値)を6・8%と発表した。前月発表(20年12月~21年2月)より0・1ポイント下降した。主に、小売、宿泊、フードサービス、ヒューマンヘルス活動業界での失業率下降が目立った。一方、不完全就業率は3・8%で前月発表より0・2ポイント下降した。就業者数は約4000人増えて約361万4100人。労働人口は2200人増えて約387万3900人、失業者数は約1800人減って約26万1600人となっている。特区政府労工及福利局の羅致光・局長は、新型コロナウイルス流行で今年第1四半期は労働市場は大きなプレッシャーを受けたが、流行第4波が落ち着くに随い安定してきていると指摘。多くの業界で失業率は下降しているが、そのうち小売、宿泊、フードサービス業を含む消費・観光業全体の失業率は前月発表より0・4ポイント下降して10・7%になった。このうち飲食業の失業率は13・3%まで下がったとコメントしている。

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