特区政府衛生署は5月22日、広東省から香港に戻る市民は14日間の検疫が必要になると発表したが、その後ただちに撤回した。22日の香港メディアによると、衛生署衛生防護中心は同日午後7時15分、広東省の一部地域の新型コロナウイルス感染症(COVID―19)流行状況に対応して「中リスク」「高リスク」地域のリストを調整すると発表。23日から入境前の14日間に広東省を訪れた者は中国本土から香港に戻る際の検疫を免除する「回港易」スキームの条件に適さず、入境後は14日間の検疫を受けなければならないこととなった。だが政府スポークスマンは同日午後10時29分、これを撤回するプレスリリースを発表。広州市茘湾区で新型コロナウイルス感染者が1人確認され、特区政府は広東省政府と状況を精査しているが、広東省は「中リスク地域」には指定されていないことから「回港易」スキームに変更はないことを明らかにした。
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