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香港―政治

政府は立法会選挙の1年延期を決定

林鄭月娥・行政長官は7月28日、特別行政会議を開き、立法会議員選挙を1年間延期すると決定したもようだ。29日付香港各紙によると、新型コロナウイルス肺炎(COVID―19)流行が深刻化して短期間では好転しないとみられるため、公共衛生の安全と選挙の公平公正を確保するため、「緊急法」を引用して選挙を1年延期すると決定。立候補届け出が締め切られる31日に発表される見込みだ。行政会議には立法会議員と政党メンバーは利益相反となるため会議に参加しなかった。出席したメンバーはだれも延期に異議を唱えなかった。これによって立法会に空白期ができる問題について、現在の立法会の任期を1年間延長することを提案。ただし立憲体制にかかわる措置となるため全国人民代表大会(全人代)常務委員会に提案して決定を仰ぐ必要があるという。基本法第69条に基づくと立法会は第1期が2年だった以外は各期4年となっている。次期立法会選挙を1年遅れで実施した場合、新議員の任期をどのように計算するのかは全人代常務委員会が決定する必要がある。

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