香港と中国本土の政治・経済・社会ニュースを日本語で速報します
香港―社会

春節、爆竹や花火の不法使用相次ぐ

香港では爆竹や花火は危険物に指定されており、ライセンスを持たない場合、製造および保存、運送、使用は違法だ。しかし、毎年旧正月には市民による不法使用が跡を立たず、今年も各地で爆音が鳴り響いた。香港メディアによると、屯門泥囲にある公立スポーツグランドでは1月22日深夜から翌23日未明にかけて約50~60人が集まって爆竹や花火を使用。しかしその燃えかすなどを放置して立ち去ったため、場内にゴミが散乱したという。正月休暇中はグランドを管理する役所も休みであることから清掃されず、付近住民から苦情が寄せられた。また、チムサーチョイでは24日午前4時ごろに花火を打ち上げ騒ぐ人たちがいた。さらに休暇が明けても正月気分が覚めやらず、25日には街頭で打ち上げられた花火の様子をあるタクシーの車載カメラがとらえ、運転手がその動画をネットにアップしたことも話題になった。屯門三聖邨では26日も花火がたくさん打ち上げられ、夜空がカラフルに染まり爆音が響いたという。香港では「危険品条例」により花火および爆竹の不法所持と使用は有罪となり、違反した場合は2万5000ドル以下の罰金や6月以下の禁固刑に処せられる。

今なら無料 日刊香港ポストの購読はこちらから
香港メールニュースのご登録

日刊香港ポストは月曜から金曜まで配信しています。ウェブ版に掲載されないニュースも掲載しています。時差ゼロで香港や中国各地の現地ニュースをくまなくチェックできます。購読は無料です。登録はこちらから