林鄭月娥・行政長官は6月12日夜、立法会議事堂周辺でのデモ隊と警察の激しい衝突について全市民に向けた動画コメントを発表した。
動画は約3分、林鄭長官は険しい表情で「金鐘で発生した衝突は社会の安寧を破壊し法律を無視した暴動行為で、いかなる文明・法治社会も容認しない。すでに平和的な集会でないことははっきりしている上、公然と組織的に発動した暴動で、香港を愛する行為ではあり得ない」と譴責した。
また13日付香港各紙によると、12日朝のTVBのインタビューでは政府が条例改正を推進する政治的代償としてデモ隊の道路占拠などの行動に懸念を示しながらも「今、改正を撤回すれば市民の心の中にある恐怖症や不安を取り除けることを証明する機会を永遠に失うことになる」として撤回する意思のないあらためて表明。高速鉄道の「一地両検」について「西九龍駅に足を踏み入れれば逮捕される」という懸念を言う人はいなくなった例を挙げた。
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