林鄭月娥・行政長官は6月16日、国務院が先に発表した「広州南沙が世界に向けた広東省・香港・マカオの全面的協力を深化させる総合案」に歓迎を表明し、香港社会各界が同総合案がもたらすチャンスを積極的につかみ、共同で粤港澳大湾区の建設を推進するよう呼びかけた。同日の香港メディアによると、林鄭長官は特区政府が広東省政府、広州市政府が南沙について打ち出す新政策に合わせ、香港各界が粤港澳大湾区や南沙に進出するのを支援すると言及。粤港澳大湾区発展計画要綱では、南沙は広東省・香港・マカオの協力を発展させる重要なプラットホームの1つで、高水準の対外開放の門戸と記されている。林鄭長官は広州―香港間高速鉄道の開通以来、香港と南沙の距離は大きく縮まり、香港企業が南沙開発に参入することがより容易になったと指摘。間もなく開校する香港科技大学(広州)も南沙進出の優良なモデルケースとして挙げた。

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