12月6日、2024年深セン世界投資大会金融専門投資会議が開催された。2024年最初の3四半期、深センの金融業界の付加価値は約3772億元(約4022億香港ドル/8兆円)で、前年比2.4%増加した。最新の国際金融センター指数 (GFCI 36)ランキングでは、深センは世界9位で、金融テクノロジーは世界3位となっている。近年、深センの金融業界は着実に規模を拡大し、効率性は引き続き上昇している良好な状態である。
9月末時点で、深センの銀行業界の預金残高と融資残高はそれぞれ13.61兆元(約14.4兆香港ドル/27兆円)と9.47兆元(約10兆香港ドル/19兆円)で、中国本土都市のトップ3にランクイン。保険法人の総資産は7.2兆元(約7.6兆香港ドル/14.4兆円)で、本土都市の中では2位。証券業界の営業利益、純利益は本土都市の中で長年1位で、プライベート・エクイティ・ベンチャー・キャピタル(Private Equity Venture Capital)は3位。2024年9月末現在、深センのA株上場企業は419社あって、この数は本土都市の中では3位、総市場価値は8.66兆元(約9.2兆香港ドル/17.3兆円)で本土都市の中で2位となっている。深センの銀行界には法人が37社あり、9月末現在、深センの銀行界の総資産は前年比4.75%増の13.64兆元(約14.5兆香港ドル/27兆円)で、資産規模は本土大中都市の中で北京と上海に次ぐ3位となっている。
第1~3四半期の中小企業向け融資は13.9%増加、製造業向け融資は10.6%増加、テクノロジー融資は9.5%増加、グリーン融資は20.4%増加した。科学技術金融に関しては、深セン証券取引所が全国的な知的財産と科学技術成果取引センターを構築し、11.54億元(約12.23億香港ドル/23億円)相当の23件の技術サービス取引を成し遂げた。知的財産証券化も試行され、発行規模は230億元(約24.4億香港ドル/460億円)を超え、全国1位である。近年、粤港澳大湾区の建設と諸々の政策により、深センの金融改革と対外貿易への開放レベルが益々強化されている。9月末までに深センには多国籍企業51社が多国籍企業向けの現地通貨と外貨の統合資金プールのパイロットプロジェクトに参加しており、業務規模は2123億米ドル(約1.65兆香港ドル/3.1兆円)に達している。「越境財務管理」の試験運用も更に深まり、9月末までに深センでは合計6.3万の関連ビジネスが開設され、大湾区全体の47%を占める。越境受払額は404億元(約428億香港ドル/808億円)を超え、大湾区全体の44%を占めた。

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