来る6月3日は端午節。端午節には●子(ちまき)を食べる習慣がある。これに先駆け食物安全中心(CFS)は5月26日、域内で販売される端午節向けちまきの第2回サンプル検査の結果を公表した。レストラン、食品メーカーの工場、小売店、ネットショップ、ネット注文のデリバリーから採取したサンプル33個について着色料(スーダンレッドなど)や防腐剤、金属、農薬のほか、サルモネラ菌、黄色ブドウ球菌、ウェルシュ菌、セレウス菌などの微生物の含有量を測定したところ、すべて基準を満たしており合格となった。先般の第1回検査でもサンプル67個すべてが合格している。当局では、ちまきを購入するときは信用できる店で買う、作るときは包装用の葉が痛んでいたり化学薬品のにおいがしないかなどに注意する、「低3高1(低カロリー、低糖、減塩、高タンパク)」の食材を選ぶ、長期間保存しない、食べるときは手を洗い、高温で調理し、食べ過ぎない、など衛生管理を呼び掛けている。香港では政府機関の食物安全中心が定期的に食品の安全基準について検査を行っており、毎年、中秋節の月餅、上海ガニなど、旬の食材にはとりわけ注目が集まる。【●=米へんに宗】

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