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香港―経済

粤港澳大湾区の越境資産運用を推進

ネット開催されたアジア金融フォーラムで香港金融管理局の陳維民・総裁補佐は1月19日、粤港澳大湾区の越境資産運用を推進する「跨境理財通」に言及した。20日付香港各紙によると、陳総裁補佐は両地の監督管理部門は緊密な意思疎通を図っており、「跨境理財通」の運営詳細について検討していることを明らかにした。「跨境理財通」のメリットとして、粤港澳大湾区の資産家は全国の役2割を占めることや、中国本土住民の海外資産投資と香港投資家の人民元資産投資の双方向の需要が大きいと指摘した。またUBS香港のCEOである盧彩雲氏は「粤港澳大湾区の市場は巨大であり、開発のための大きなチャンスを提供している」と述べた。 彼女は、規制当局が商品の幅を広げ、個人の投資限度額が徐々に拡大されることを期待している。中国銀行(香港)の副総裁は「香港は地理的にユニークな場所にあり、資本の自由な流れがあるため、中国本土と世界の架け橋としての役割を維持し、外国直接投資の主要なチャネルであることに変わりはない」と述べた。人民元の国際化において香港がより大きな役割を果たすことができ、香港の10倍の人口を持つ粤港澳大湾区にはビジネスの余地があると考えている。

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