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香港―政治

羅冠聡氏ら海外逃亡6人を指名手配

「香港版国家安全法」が施行から1カ月を迎え、香港警察は海外に逃亡した政治活動家を正式に指名手配した。

8月1日付香港各紙によると、指名手配されたのは羅冠聡、陳家駒、黄台仰、鄭文傑、劉康、朱牧民の6氏で、それぞれ国家分裂を扇動、外国または域外勢力と結託して国家の安全を脅かした容疑で、いずれも「香港版国家安全法」違反で最高刑は終身刑となる。

香港衆志の元主席である羅氏は7月3日に香港を離れたと宣言し、米国議会の公聴会で議員らとの会談やメディアの取材で「香港版国家安全法」を批判し、フェースブックやツイッターで世界に中国と香港への制裁を呼びかけた。

「香港独立」を主張する学生独立連盟の召集人である陳氏は香港独立を宣揚するメッセージを拡散した。本土民主前線の元召集人である黄氏は2016年の「魚だんご革命」の指導者の1人で、保釈中にドイツに逃亡して政治庇護を受け、フェースブックで外国議員やメディアに香港独立推進への協力を求めている。

昨年、中国本土での買春によって15日間拘留された在香港英国総領事館の元職員である鄭氏は、保釈後に英国に政治庇護を求め、メディアの取材で亡命議会と影の国会を設立し香港の抗争活動を支援すると表明した。

「学生動源」の元メンバーである劉氏は6月に英国に赴き政治庇護を求め、フェースブックで他国に中国と香港への制裁を求めた。

「セントラル占拠行動」発起人の朱耀明氏の次男で米国で30年生活している朱氏はワシントンの「香港民主委員会(HKDC)」の執行総監であり、フェースブックで度々、米国政府に香港との犯罪人引き渡し協定の停止や外国に中国と香港への制裁を推進するよう求めている。

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