昨年の逃亡犯条例改正反対デモによって香港の政治と１国２制度の先行きに大きな衝撃がもたらされたことを受け、海外から戻った「海帰派」と呼ばれる財界人らが新政党「紫荊党」の創設を決定した。
１２月８日付香港各紙によると、「紫荊党」は会社登記処ですでに正式に設立登記され、登記人には全国政協委員でクレディ・スイス取締役の李山氏、中播控股の黄秋智・会長、卓悦控股の陳健文・会長が名を連ねている。
黄氏はメディアの取材を受け、創設メンバーは１０～２０人で、大部分は香港で育ち外国への留学経験があると同時に中国本土にコネクションがある者ということを明らかにした。「香港人全体のために次の５０年不変を勝ち取り１００年の１国２制度を追求する」ことを結党の目標に掲げる。行動綱領には行政長官選挙委員会委員と行政長官選挙に参加し、自分たちの理念を代表する行政長官候補を支持・賛助・推薦することを目指している。
日刊香港ポストは月曜から金曜まで配信しています。ウェブ版に掲載されないニュースも掲載しています。時差ゼロで香港や中国各地の現地ニュースをくまなくチェックできます。購読は無料です。登録はこちらから。
