香港金融管理局(HKMA)の余偉文・総裁は11月2日、フィンテックウイークのフォーラムでデジタル通貨について語った。3日付香港各紙によると、余総裁はHKMAがタイ銀行とデジタル通貨の実現を検討していることを明らかにした。ブロックチェーンを基盤として「中央銀行デジタル通貨」ネットワークを構築して越境決済の効率を引き上げることが狙いだ。HKMAはフォーラムでコマーシャル・データ・インターチェンジなど多くの新政策を発表した。また中国人民銀行の易鋼・総裁はデジタル人民元が現在4都市で試行されており、QRコードとタップ・アンド・ゴー技術を使用して、北京冬季オリンピックで試行を拡大することを紹介。現在までに400万件の取引を完了し、総額は20億元に上ったことを明らかにした。
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