新型コロナウイルス肺炎(COVID―19)流行の第4波が押し寄せる中、中国工程院の鍾南山・院士は全市民の強制ウイルス検査を提唱した。11月28日付香港各紙によると、鍾院士は27日、深セン市で行われた第1回中国衛生健康科技創新発展大会に出席した際、「香港の急務は全市民ウイルス検査を実施し一刻も早くウイルス伝播チェーンを断ち切ることだ」と述べた。香港の人口は約800万人だが、9月初めのウイルス無料検査ではわずか170万人しか検査を受けなかったため、鍾院士は「検査の参加人数は明らかに少ない」と指摘。未発症の患者が頻繁に外出すれば容易に多くの市民を感染させることになり、加えて未発症患者の感染力は強いため感染者数はどんどん増えるとの懸念を示した。

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