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香港―経済

香港ブックフェア開幕、7日間開催

第34回香港ブックフェアが7月17日から7日間連続で湾仔の香港コンベンション・アンド・エキシビション・センターで開催され、合計760社の出展者が参加する。同日の香港メディアによると、香港貿易発展局(HKTDC)は、現在、香港には中国本土の観光客が香港のブックフェアを訪れるのに便利な交通機関が整っていると述べ、すべての人が香港に宿泊し、ブックフェアに来てお金を使うよう宣伝を強化すると述べた。ただし書店関係者の中には「万一、台風で休館となれば(人の流れや売上高に)確実に影響が出てくる」と、今後数日で天候が悪くなる可能性を懸念する声もある。

HKTDCの張淑芬・副総裁は「今は台風の季節だが、最近の天気予報では大雨だけで台風にはならない。大雨でも影響が出ないことを願っている」と語った。天候が悪くなっても会場に無事入場できれば、ブックフェア内はゆっくり過ごしていても大丈夫と指摘。入場待ちも天気による影響が出る場合は屋内で並ぶことができるよう手配するそうだ。張副総裁はまた、会展駅、湾仔駅、深中通道、高速鉄道など、現在は香港の交通機関が充実していることで、粤港澳大湾区の本土側都市やさらに他の本土の都市からの観光客が訪れることを期待していると表明。同時にHKTDC はこれを精力的に宣伝するという。たとえばHKTDC 本土事務所はこれに先立って深センと広州で特別ロードショーを開催したが、小紅書での反応は非常に良好だったという。

しかし書店関係者の間では懸念もある。台湾の書籍を専門に扱う出版社の責任者、陳国華氏は、今年のブックフェア期間中は天気が悪くなると予想し、「風がなくても雨が降ると売り上げに影響が出る」と述べたほか、今年、夜間開催がなくならなければより多くの人が集まる可能性があったと嘆いた。また本土の本は今では非常に優れており、人民元の為替レートが下がったので、香港市民が本土に行って本を買いやすくなったと指摘。「しかし、本土では学術書や文学書が比較的多い。このため私たちはより多くの生活関連の本を作る」と語った。

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