中国人民銀行（中央銀行）はこのほど、国務院発展改革委員会、商務部、国有資産監督管理委員会、中国銀行保険監督管理委員会、国家外為管理局と合同で「越境人民元政策をさらに改善し貿易・外資の安定を支えることに関する通知」を発表した。１月５日付香港各紙によると、通知は計１５条で、貿易・投資の人民元決済の便利化、越境人民元決済のフロー簡素化、越境人民元投融資管理の改善、個人の経常取引での人民元越境取引便利化、域外機関の人民元銀行決済口座使用の便利化の５方面の内容が網羅されている。特に個人の人民元越境取引では、域内の銀行が香港マカオ市民の人民元決済口座を開設でき、１人１日８万元を上限に域外から同名口座への送金を受け取ることが可能となる。ただし入金された資金は域内の消費性支出にしか使用できず、有価証券、金融派生商品、資産運用商品などの金融商品の購入に充てることはできない。同措置は２月４日から施行される。
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