陳茂波・財政長官は公式ブログで、香港の市場ムードが第4四半期に入って顕著に改善し、ハンセン指数は過去約2年半で最高値まで上昇したと述べた。10月7日付香港各紙によると、ハンセン指数は過去15営業日で5600ポイント余り上昇し、伸び幅は33%。時価総額は39兆4000億ドルに達した。陳長官は多くの要素が今後の市場の継続的な回復に寄与するとみている。市場の見通しに対する投資家の楽観的な見方により、イノベーション企業やテクノロジー企業を含む多くの企業が香港での上場プロセスを加速することになるだろうが、この傾向は当局の過去の市場競争力強化に向けた取り組みが徐々に実を結んでいることを反映していると指摘した。
陳長官は「経済を強力に支援するために中国本土が先に発表した多くの政策措置が市場で重要な役割を果たしている」と述べた。同時に、市場では米国の利下げサイクルが始まったと考えられており、投資のリスク選好度が高まっている。多くのファンドポートフォリオの購入需要と、香港および本土市場の非常に魅力的なバリュエーションにより、投資家は市場の見通しについて慎重ながらも楽観的になっているとの見方を示した。重点企業誘致弁公室は11月に新たな重点企業リストを発表する予定だが、その半分余りは人工知能(AI)とビッグデータの分野で、本土、米国、欧州などの企業となっている。

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