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香港―政治

黎智英氏の裁判、来年9月に先送り

壱伝媒集団(ネクストメディア)の創業者である黎智英(ジミー・ライ)氏の「香港版国家安全法」違反容疑の案件は来年9月に先送りされるもようだ。12月13日の香港メディアによると、高等法院(高等裁判所)は13日朝、同案件について暫定的に来年9月25日に開廷すると決定。審理に要する時間は40日と見込まれ、来年11月21日に判決が出ることとなる。原告側代表の副刑事起訴コミッショナーの周天行氏は「中央は厳正に法解釈要求を処理するとみられるほか、全国人民代表大会(全人代)常務委員会は月末に開催される」と指摘し、来年1月3日に再審問することを提案した。弁護側代表の彭耀鴻・法廷弁護士は「全人代は行政長官の法解釈要求を受け入れず、法解釈を行わない可能性がある。単に法解釈の結果を待つべきでなく、法廷に審理期間設定を求める」と述べた。彭氏は、黎氏の起用する英国御用弁護士のティモシー・ウィン・オーウェン氏が就業ビザ更新を認められず、すでに香港を離れたことを明かした。来年5月に別の案件処理があり審理に100日を要することから、黎氏の裁判を来年10月に先送りすることを提案した。

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