特区政府は11月3日、新型コロナウイルス感染症(COVID―19)ワクチン接種スキームに関する記者会見を行った。同日の香港メディアによると、特区政府食物及衛生局の陳肇始・局長は香港の厳格な防疫措置が効果を上げているが引き続き警戒が必要と述べ、一部のコロナと共存する措置を取っている国では感染者と死者が絶えず増えていると指摘した。政府は今週、専門家顧問団の提案に基づき3回目のワクチン接種の準備作業を行い、リスクに応じて段階的に「特定の人」に3回目のワクチンを接種することを明らかにした。11日から資格を持つ人に無料で3回目のワクチン接種を開始。5日からネットで予約が可能となる。
「特定の人」については、臓器移植を受けた人、がん患者、末期のエイズ患者などの免疫力の低いグループが含まれ、2回目のワクチン接種から4週間後に3回目の接種を行うよう提案した。もう1つのグループはすでに2回のワクチン接種を受けたが比較的感染リスクの高い人で、60歳以上の高齢者、医療従事者、長期的に病気を持っている患者、仕事環境が比較的感染リスクの高い人が含まれ、2回目のワクチン接種から6カ月後に3回目の接種を行うよう提案している。

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