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香港―政治

来年の花市、デモ懸念し物販はなし

特区政府食物環境衛生署は11月7日、旧暦歳末恒例の年宵花市の出店権オークションを12日から開始すると発表した。

2020年春節(旧正月)前の花市は来年1月19~25日、15カ所で7日間にわたり開催される。15カ所合わせて1284軒の湿貨(生花や軽食)屋台と18軒の飲食店舗用屋台の出店権オークションが行われる。今回は乾貨(物販)屋台は設けないこととなった。

特区政府食物環境衛生署のスポークスマンは「例年、花市は人で混雑し、高齢者や子供も訪れる。現在の社会状況を考慮し、政府は花市の主催者として出店者と来場者の安全を保障する責任がある」と説明。また公衆の安全と公共秩序を守るため、会場の面積を拡大し通路を広めにして混雑の緩和を図るという。

経済の下振れ圧力や中小企業への支援を考慮し、出店権オークションの開始値は昨年の半分とし、湿貨屋台が320~5440ドル、飲食店舗用屋台が3810~18万7430ドルとなるもようだ。またオークション後にも公共の安全などの理由で花市を一時休止または中止する可能性もあるという。

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