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華南―社会

皇崗税関を改築して「一地両検」に

深セン市党委の王偉中・書記はこのほど、香港とのボーダーにある皇崗税関・出入境管理所の改築を発表した。

6月23日の香港メディアによると、皇崗税関・出入境管理所は改築後、香港側と深セン側の出入境審査手続きを1カ所で完了させる「一地両検」を導入した純粋な旅客の出入境管理所となり、貨物の通関機能は取り消される。新しい出入境管理所は2年後の2022年末に完成する見通しだ。

新しい出入境管理所は現在の位置に建設されるため、計画は3段階に分けられ、まず現在の貨物検査エリアに臨時の旅客検査所を建設し、次に現在の建物を撤去、そこに新しい建物を建設する。すでに第1段階に当たる臨時旅客検査所は5月13日に完成した。検査レーンは出入境各20本で、うち自動レーンは15本、手動レーンは5本、車両検査レーンが出入境各4本となっており、1日当たり3万人の出入境に対応できる。

現在の建物の撤去は8月末に完了する予定。新しい建物は純粋に旅客の出入境管理所だけとなるため、約50万平方メートルの土地が放出され、深港科技創新合作区の深セン側開発エリアに充てられる。新たな出入境管理所には深セン―広州間鉄道と地下鉄20号線が乗り入れ、香港側からはMTR北環線支線が乗り入れる余地を残す。これにより皇崗出入境管理所から粤港澳大湾区に放射状に交通網が伸びることとなる。

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