米誌『アメリカン・エコノミック・レビュー：インサイト』最新号で、香港の大学生に報酬を与えてデモ活動に参加させた「社会実験」の論文が掲載された。６月３日付香港各紙によると、これは中国本土のウィーチャット公式アカウント「補壱刀」の調査報道で明らかになったもので、論文はシカゴ大学、カリフォルニア大学バークレイ校、ルートヴィヒ・マクシミリアン大学ミュンヘン、ハーバード大学、香港科技大学の５人の学者の共著となっている。２０１７～１８年に香港科技大学の学生約１２００人に３５０ドルの報酬を与えて７・１デモへの参加を誘った。「補壱刀」はこれを学生のデモ参加に資金援助するもので「西側が香港事務に干渉し、暴力による政権転覆を扇動する『カラー革命』行為」ではないかと疑問を呈している。科技大学はこれについて、研究プロジェクトが同校に申請された際にはデモへの参加や報酬を与えることに触れていなかったため、すでに研究チームに「科技大学の認可を得た」との部分を論文から削除するよう要求したという。
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